今回の記事では、学校で使える便利なデジタルサービスを紹介したいと思います。
業務改善やちょこっとかゆいところに手が届くサービスを5つ紹介します。
Googleフォーム
これは有名ですね。最近、研修会や会社などのアンケートでもGoogleフォームを使っているものを見かけます。私はこれほど業務改善に役に立つサービスはないと思っています。それくらい使いこなすと業務改善につながります。
作成者がGoogleアカウントさえ持っていれば無料で別登録なく作れます。
回答結果はGoogleフォーム上で自動分析されたものを見ることもできますし、スプレッドシートに出力することもできます。スプレッドシートは常時更新されますから、回答が増えれば自動的に更新されます。スプレッドシートですからそのまま編集をしたり、平均や合計を集計したりすることもできます。
回答者はGoogleアカウントを持っていなくてもできますから、とりあえずタブレットだけ配布された…という学校でも利用できます。
アンケートの配信方法は大きく分けて
・URLを送信する
・QRコードを読み取ってもらう
の2種類で、タブレットがなくても紙に印刷して配布し、自宅のスマホから回答してください、というのも可能です。保護者向けのアンケートも学級通信にQRコードを印刷してお願いする、なんてこともできますよ!
解答を入力して自動採点してくれるテストにもできます。これがかなり便利です。
ちなみにプルダウンはエクセルから項目をコピペできます。やってみたらわかる。超便利。
学校での活用例は、
- 小テスト
- 相互評価
- 係決めの希望調査
- 保護者への連絡先に関するアンケート
- ご意見箱
- 完全自分専用の生徒メモ
最後の生徒メモというのは、生徒からの質問や要望、紛失物管理、所見や保護者会用に良かったところなどをメモする用です。
など、アイデア次第です。私が使っているアイデアを載せましたが、他にもこんな使い道があるよ!というのがありましたら教えていただけると嬉しいです。みんなで業務改善していきましょう!
採点斬り
http://kodomotohoiku.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-810b.html
教員の業務で大変なのが定期テストの採点だと思います。
正確さを求められる作業を短期間で何百人分とするわけです。
こちら採点斬り、導入にちょっとハードルがあるかもしれませんが、できれば非常に便利です。類似商品は無くもないですが、このソフトのメリットは解答用紙に制限がないところ。問題用紙を買う必要もなければ、特別な機材も必要ありません。強いて言えば、連続スキャンができるスキャナーは必要です。
詳しい導入方法はリンク先をご覧ください。
解答用紙をスキャンし、PDF化し、同じ回答欄を穴あけパンチのごとくすっぱ抜きます。
そして、同じ問題を見ていき、これとこれとこれは○点、というように、同じ回答を選び、まとめて点数をつける、というものです。
配点は記録されていきますので、採点が終われば集計は終わっています。なんて素晴らしい。
同じ問題を採点していくので、採点基準もブレにくく、集計も自動のため、時短だけでなく採点ミスもかなり減少します。
いいことづくし。
デメリットはテスト返却の際に全員分の答案を印刷することになるので印刷代がそれなりにかかってしまうところですね…。
コピー機の扱いにうるさい所は文句を言われてしまうかもしれません…。
あと、そこそこ古いソフトで更新もされていませんので、今後使えなくなる可能性はあります。
pages
こちら、Appleのサービスです。iCloud上でのWordのようなものです。
最近はOfficeを入れなくても無料でAppleからはpagesやkeynote、googleからはドキュメントやスプレッドシートが使えるので、Officeがなくても困らない時代が来ているのかな…とも感じます。まぁ今までの書類が全てOfficeファイルなので当分なくならないとは思いますが。
さて、このpages、無料というだけのメリットで紹介したわけではありません。
Googleドキュメントととも違うメリット、それはテンプレートの豊富さ、センスの良さです。
皆さんは文書ソフトのテンプレート、使ったことはありますか?
pagesにはセンスの良いテンプレートがあり、後から編集も可能。飾り部分が大きすぎるな、と思ったら小さくしたり、削除したりも可能です。
少々フォントの不自由さや配置の使いにくさはありますが、それを補ってもあまりある感じの良い文書が作成できます。
私は学級通信はpagesで作成しています。
デザインセンスが無い人ほどテンプレートに頼りましょう。
i Love PDF
アプリにもありますが、webサービスもあります。PDFに関する「あんなこといいな、できたらいいな」をほとんど叶えてくれる、PDF界のドラ○もんみたいなやつです。
ロック解除なんてのもあって、いいのかな…と思うところもありますが、そのあたりは良識に従っていただければと。
PDFを画像化したり、画像をPDF化したり、複数のPDFをひとつにまとめたり、分割したり、PDFをWord化したり、PDFの並び替えをしたりと、かなり有用です。
ただ、一時的にとはいえ、web上にアップロードするので、漏洩したらまずいものはやめておくのが無難かもしれません。
Pixlr
web上でできる、画像編集サイトです。XとEがあります。Eの方ができることが多いですが、Xで十分だと思います。
ほぼPhotoshopです。これが無料で使えることに驚き。
私が写真をよく撮るのもありますが、画像編集は案外学校でよく使うのではないでしょうか。
windowsのデフォルトのフォトビュワーでトリミングや明るさ調整などの最低限のことはできますが、彩度や色温度の修正なんかはできません。
また、インストール不要というのも大きなメリットです。
学校のパソコンは好きにインストールできないことが多いですからね。
Photoshopを使おうと思えば高額のサブスク、高スペックのパソコンが必要です。
多少の技術は必要ですが、集合写真を撮った日に欠席した子を合成するなんてことも…。
まとめ
以上、無料で使えるデジタルサービス5選でした。
採点斬り以外は、web上で使えるサービスというのもインストール不要で便利な点です。
みんなで業務改善していきましょう!
また良いサービスが見つかったらまとめたいと思います。
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